2014.6.16
南会津町地域熱電供給実証事業 機械室完成
郡山市の」福島ミドリ安全が南会津町の会津高原リゾートで取り組む木質燃料を使った給湯や発電の実証事業で、ボイラーと発電機を設置した機械室が完成した。
機械室は会津高原リゾートの会津アストリアホテル脇に建設された。木質バイオマスボイラーを2機、お湯などの熱を利用して発電する「バイナリー発電装置」1機を設置し、同ホテルや白樺の湯などの施設へ給湯や送電、融雪などをする。12日に内覧会が開かれ、行政や機器メーカーの関係者ら約100人が出席した。白石昇央福島ミドリ安全社長は「林業生産者らをはじめ地元の活性化の仕組みをつくり、福島の復興に貢献したい」と話した。
同町で事業を進める。町や町内の森林組合、民間事業者は協議会をつくり、木質燃料の供給などで協力する。給湯の燃料代や二酸化炭素の削減などの効果が見込まれており、平成27年度まで実証事業に取り組む。